Herokuのstack-18からstack-20へのアップグレードしました。その際に行ったことをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
stackのアップグレードとは?
stackのアップグレードとはOSのバージョンアップのようなものです。 stackとは、Herokuで使用されるOSのイメージのことであり、Ubuntuなどの既存のオープンソースのLinux ディストリビューションが基になっています。
stackをアップグレードする前に必ずテストしよう
いきなりstackをアップグレードするのではなく、以下のいずれかの方法で動作確認してからアップグレードすることをオススメします。 私はステージングでアップグレードして動作確認を行いました。
- 既存のステージング環境または開発環境でアップグレードする
- 既存アプリを複製したテスト用アプリを作成してアップグレードする
アップグレード手順
1.アプリのstackにheroku-20を設定します。次のデプロイから適用されるようになります。
$ heroku stack:set heroku-20 -a <アプリ名>
2.デプロイ用の空コミットを作成します。
$ git commit --allow-empty -m "Upgrading to heroku-20"
3.デプロイします。
$ git push heroku master
stackをアップグレードしたら動作確認も忘れずに
アップグレード後は全ての機能が正常に動作するか一通り動作確認しましょう。
万が一、問題が発生した場合は以下の手順でロールバックを行います。
$ heroku releases -a <アプリ名> v335 Deploy 0040f033 v334 Deploy 6448f534 v333 Deploy e424e234
以前のリリースバージョンを指定してロールバックします
heroku rollback v335