レバレッジ・シンキングを読んでみたので簡単なまとめと書評。
自由な時間が多い人こそ必要なマインドだと思った。
読んだきっかけ
やりたいことが見つかる時間編集術を読んでプロダクティブタイムの効率化にアンテナを張っていたところAmazonのリコメンドで気になったので購入。
4つの資産を構築してレバレッジをかける
- 圧倒的な成果をあげるにはパーソナルキャピタルを構築してレバレッジをかけることが必要
- パーソナルキャピタルとは、労力資産、時間資産、知識資産、人脈資産のこと
- パーソナルキャピタルを高めて、余った時間をさらにパーソナルキャピタルに投資していくことで複利的に資産を増やせる
- パッシブではなくアクティブに行動せよ
- 例:普通にテレビを見るのはパッシブ(受け身)、録画して気になるところだけ見るのはアクティブ
労力のレバレッジ
- 労力のレバレッジをかけて「やる気に左右されたくない」「なるべく労力をかけずに近道したい」を取り除く
- 仕組み化と習慣化がポイント
- 仕組み化:チェックリスト、マニュアルで余計な労力を使わない
- 習慣化:継続することで知識や経験が溜まっていくものを無意識化できると最強。小さく始めるのがポイント
- KFSを見極める
- KFSとは成功への鍵を握る要素=キー・サクセス・ファクター
- 人の真似をするのが良い
- 受験勉強の例:参考書を最初から最後まで読むのではなく、まずは「合格体験記」を読んで合格するための勉強方法を学ぶ
時間のレバレッジ
- 時間がないから成果が上がらないのではなく、時間があるから成果が上がらない
- 期限があるから人はそれを行う。期限がないと手を付けない(例:夏休みの宿題)
- 時間にレバレッジをかけることで短い時間で成果を上げることができる
- 俯瞰逆算(トップダウン)でスケジュールを組む
- いきあたりばったりのスケジュールよりもゴールを達成するためのタスクを洗い出してスケジューリングするのが効果的
- 時間割を活用する
- アウトプット(タスク)、プライベート、インプットなどの単位で分割して一日のスケジュールを時間割することで時間制限を設けることができる
- 「仕事が早く終わったら本を読もう」の発想だと、実際には仕事に本を読む時間が奪われてしまう
- 時間があるから仕事はできない、ではなく、時間がないから仕事はできる
- 区切りをつけることが重要。
知識のレバレッジ
- 知っているかどうかで成果に大きな差がでる。知っていることでレバレッジをかけることができる。
- 人の真似をする
- 時間に限りがあるから近道を考える。人の真似をするのが一番効率的
- 自分に似たタイプの人を真似する
- 受験の例:受験まで1年間しか無いなら1年間で大学受験に合格した人の勉強法を参考にする
- レバレッジ・リーディング
- なぜその本を読むのか?目的意識をはっきりさせる
- その本のカバー、著者のプロフィール、まえがき、目次、あとがきを眺める
- その後本を読むことである程度予測できた状態で読書できる。普通に読むより効率が上がる。
人脈のレバレッジ
- 自分一人では限界がある。人の力を使ってレバレッジをかけることで圧倒的な成果を生み出せる
- 短期投資ではなく長期投資を意識
- 基本はギブ(コントリビューション)
- 相手に有益なバリューを提供しなければ相手にされない
- ただし去るものは追わない
- パーソナルブランディングも重要な要素
- マインドの高い集団に属することで自分のマインドを高める
- 高いマインドの人は成功しやすい
- ランチは人と食べることで人脈と食事の二毛作ができる
感想
「時間がないから成果が上がらないのではなく、時間があるから成果が上がらない」という言葉に出会えただけでもこの本を読んだ価値があった。 カフェや新幹線で作業すると、やたらと生産性が高いと感じる理由はこれなのかもしれないと腑に落ちた。 スケジューリングする際も時間割を決めて制限時間を意識して作業することで、生産性を意識せざるを得ない状況を生み出すことができる。 それを習慣化させて効率化を図っていきたいと思う。