「やりたいことが見つかる時間編集」を読んでの書評。
今年読んだ本の中でベストな内容だと思う。
やりたいことがありませんは普通
- 著書は「やりたいことがある方が異常」と言っている。
- 世の中的に「やりたいことをやろう」「好きなことで稼ごう」というスローガンが流布されているが、それは成功者の言葉であり全体の1%
- やりたいことを見つけるには人生の4つの資産を増やすこと
- 時間→能力→人脈→お金
- 時間の使い方が全ての基礎である
時間はお金で買おう
- お金は増やせないが買うことができる
- ものを買う際は一番安いものではなく、一番早いものを選ぶ
- たとえば移動手段の場合はバスよりも新幹線
- 格安飛行機で乗り継ぎするよりも直行便
- 新しいサービス、モノは未来を体験できる、クリエイティビティが上がる
- 迷ったら未知のモノを選んでクリエイティビティを上げる
プロダクティブタイムの意識
- いわゆる時間術的な話
- プロダクティブタイムは「時間のコスパ」を徹底的に高めることを目指す
- 1.5倍速を意識する(3時間の仕事を2時間で終わらせると1時間自由な時間ができる)
- 何をするにも、そのリターンが未来につながっているかを考える
- ただし生産性を求め続けると疲弊して視野が狭くなる
アンプロダクティブタイムが最も重要
- 何もしない時間、余白が重要
- 余白は偶然をたくさんもたらす
- たくさんの情報が入り、そこに行ってみたり、調べたりすると結果的に視野が広がる。ユニークな存在になれる
- やりたいことがない人の多くは知識が足りない、世界が狭い
- 興味をもったことを何も考えずにやると世界が広がる
おまけ
- 感情的になったら一呼吸おいて、感情に反応するかどうか自分で選ぶ
- 仕事における人間関係構築のコツはコミュニケーションコストを低くすること
- スケジュールをどんどんこなしていくようになるだけで結果が全く変わる
- 周りの人は安心して信頼してくれる
感想
プロダクティブタイム、アンプロダクティブタイムの存在が知れたことは自分の人生の中で大きな影響を与えると思う。 生産性重視でいつも疲弊気味だった自分が、アンプロダクティブタイムという最も重要な余白を意識することでこの先どう変わっていくのか楽しみである。
そのためにはプロダクティブタイムで圧倒的な生産性を実現する必要があるので、今までマインドは活かせれつつ、アンプロダクティブという束の間の休息を取れるのは非常にありがたい考え方である。