行動すれば次の現実

ほどよくモダンなシステム開発を目指しています。メインテーマは生産性、Ruby、Javascriptです。

現場主義の企業がどのようにDX化を進めていけばよいか

コロナ禍によって企業のDX化(デジタル・トランスフォーメーション)推進の動きが加速しております。 弊社でも今までシステム導入を見送っていた企業のシステム開発を請け負う機会が多くなりました。

DX化の案件を進めていく上で、どのようにDX化を進めていけばよいのかというのは永遠の課題だと思います。 今回は現場主義の企業がどのようにDX化を進めていけばよいのか弊社のナレッジを含めて考えを展開したいと思います。

エクセル管理の限界がDX化のサイン

DX化されていない企業の多くはエクセルを使用して日々の業務を管理しているケースがとても多いです。

簡易なエクセルマクロで業務の補助ツールとして利用している企業もあれば、コアなデータをシートに貼り付けて、そのデータを自動的に計算するような作り込みがされている職人芸のようなエクセルマクロを作って作業の効率化を図っている企業もあります。

エクセルマクロはシステマチックなことも実装できますので、非エンジニアであってもプログラミング思考を持っていれば複雑で高機能なツールを作ることが可能です。

ただし、このような高機能なエクセルマクロは作りが複雑であるがゆえに、特定の担当者でなければ修正できない状態(属人化)してしまったり、一つの修正により他の箇所が連鎖的に壊れてしまったりと様々な問題が生じてきます。

このような状態になることは考え方によっては、DX化を進める上でのサインであると捉えることもできます。 ツールで扱おうとする業務範囲が拡大し、エクセルのような簡易システムで管理できる範疇を超えてしまった状態です。

エクセル管理での限界を感じ始めたら、それがDX化を考えるスタートラインです。 まずはどのような解決策があるのか、インターネットや他企業から情報収集から始めるのが良いでしょう。

いきなり100%を目指すのではなく、1歩ずつDX化を進める

DX化する上で重要な考え方があります。

それはマネジメント層と現場スタッフとではDXに対する考え方が全く異なるという点です。 マネジメント層はすぐにでもDX化を推し進めようと考えますが、現場スタッフはそれに対して反発する傾向が強いように感じます。

人間というのは変化を恐れて現状維持のバイアスがかかります。現場スタッフもそれは例外では有りません。

日々ルーチンワークとしてある居心地良く回している業務が、新たなシステムの導入により抜本的に変化してしまうと、スタッフにとって大きなストレス要因となります。 また、一時的に作業効率が大きく落ちたり、新しいシステムの操作を覚えるためにスタッフへの負荷が高まり、他作業に影響が派生してしまうことも少なくありません。

DX化が重要だとは分かっていても最初からそれを理解していくれるスタッフは多くはありません。

そのため、いきなり0から100へのDX化を進めるではなく、0から1を目指すように、まずは一部の業務から移行したり、一部のスタッフから導入を促してシステムに慣れてもらうような考慮が大切になります。

PCやインターネットに対して苦手意識が低いスタッフや、比較的年齢層の若いスタッフを中心に広めていくと良いかと思います。

良いシステムであれば、使い慣れ始めると必ず賛同してくれます。賛同者が増えれば、また新しいスタッフへ伝播してくれる役割にもなりますので、ゆっくりでも1歩ずつ確実に浸透させていく心掛けが重要です。