「新しいサービスを開発したいけど、どんなサービスを開発したら良いのか思いつかない。。」と悩んでいたころ、たまたまアイデアの作り方という書籍を見つけました。
読んでみると目からウロコで、自分自身アイデアが思いつかない理由がはっきりとわかりました。
自分用のメモを兼ねて本を要約してみましたので、アイデアが思いつかないと悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
- アイデアを生むための基礎知識
- 各要素の関連性を見つける方法
- 1.資料を集める
- 2.資料を咀嚼する
- 3.放棄する
- 4.アイデアが生まれてくる
- 5.アイデアを具体化する
- まとめ:アイデアを生み出す習慣を作ろう
アイデアを生むための基礎知識
アイデアとは「既存の要素の新しい組み合わせ」によって生まれます。 それ以上でもそれ以下でもありません。
既存の要素から新しい組み合わせを見つけるには、各要素を十分理解した上で、それぞれにおける関連性を見つけ出す必要があります。
各要素の関連性を見つける方法
各要素の関連性を見つけるためには日々の修練が必要です。一朝一夕で出来ることではありません。
以下の5つの段階を踏むことで体系的にアイデアを生み出す方法を磨いていくことができます。
1.資料を集める
第一段階は資料収集です。集める資料は2種類あります。
顧客や業界に関する特殊資料
一つ目は「特殊資料」と呼ばれるものです。これは、探求しようとしている分野の専門的な資料のことを指します。 例えばすでに貴社のサービスを利用している顧客がいる場合、顧客の属性や業界などの情報などがそれにあたります。
サービスがまだ存在しない場合は、サービスを利用してもらいたい顧客の情報や業界知識などがそれにあたります。
集める資料の量は「こんなものかな」というレベルではなく、自分が十分だと自信持てるレベルまで集める必要があります。
特殊資料は、ある程度の期間を設けて継続的に収集する必要があります。
世間の出来事や社会情勢に関する一般的資料
2つ目の「一般的資料」と呼ばれるものです。 これはジャンル問わず継続的に集める資料のことを指します。例えば日々のニュースや、興味を持った事柄についての知識、趣味の深堀りなどが当てはまります。
知識に貪欲であるほうが資料が集まりやすいので、意識的に情報感度を上げたり、新しい経験をするように心がけることで効率化を図ることができます。
一般的資料は一生涯に渡って継続的に収集する必要があります。
アイデアとは特殊資料と一般的資料の組み合わせから生まれる
アイデアは、顧客や業界に関する特殊資料と世間の出来事や社会情勢に関する一般的資料との新しい組み合わせから生まれます。 これらの要素が多くなればなるほど、様々な要素の組み合わせのパターンが作られることになり、新しいアイデアが生まれてきます。
2.資料を咀嚼する
第2段階は資料の咀嚼です。 まずは集めた資料をじっくりと眺める必要があります。それぞれの資料を並べたり、資料を行ったり来たりして各要素が噛み合うかどうかを調べます。
そのようなことを繰り返し行っていると次第に「仮の部分的なアイデア」というものがが生まれてきます。これらは流すのではなく、すぐにどこかに書き留めておくことが重要です。
しばらくこの作業を継続していると心が疲弊して嫌気がさしてくると思います。この作業はとても心的エネルギーを使うので当然なことです。
すべての要素の組み合わせを試した上で、何もかも心の中がぐちゃぐちゃになると第2段階が終了したことを意味します。
3.放棄する
第3段階においては、これらの問題を一旦意識の外に移す作業になります。問題を完全に放棄し、何でも良いので自分の想像力や感情を刺激するものに心を移します。
音楽を聞いたり、映画を見たり、趣味に没頭したりすると良いのではないかと私は考えます。
4.アイデアが生まれてくる
第3段階まで終えると、ふとした何気ないときにアイデアが生まれてきます。 それはお風呂に入っている時や散歩をしている時、はたまた夢の中かもしれません。
問題について何も考えていないときにこそアイデアが生まれてきます。
5.アイデアを具体化する
最終段階では、生まれてきたアイデアをより具体化して育てます。 生まれてくるアイデアはかなり幼稚な状態であることがほとんどです。 それを現実化できるように手を加えていく必要があります。
子供の状態であるアイデアを成長させていくことが重要になります。
まとめ:アイデアを生み出す習慣を作ろう
アイデアを生み出すには良い習慣を作ることが重要だと感じました。
とくに特殊資料と一般的資料の収集は、一朝一夕で結果が出るものではなく、日々の積み重ねが重要だと思います。
習慣化するためには目的が必要です。
ただ情報収集するのではなく、アイデアを作るためという目的を持てば、それがモチベーションとなって習慣化しやすくなるのではないかと思います。
私は現在、この5段階を実施している最中ですので、なにか進展がありましたら記事にして報告したいと思います。